蜂との対決 1


蜂との対決は、田舎暮らしでは避けては通れないものがあります。

最初の戦いは、十数年前の事

家の前の空き地の上の空を覆い尽くすほどの蜜蜂が唸りをあげて飛び交っていました。
その時は知らなかったのですが、巣分かれだったのです。
怖くて家の中にいました。
しばらくして出てみると、納屋の中に蜂が飛び交って巣作りを始めてしまいました。
農機具を取りに行くのもこわごわ。
米倉は、納屋の中だったので、米も取りに行けません。

詳しい人に聞いたところ、
「蜜蜂はあまり刺さないので、掃除機で吸い込んじゃうのが良いよ。」
との事です。

その夜、T氏はオートバイ用のヘルメットをかぶり、
首にタオルをグルグル巻いて、服を何枚も重ねて、
掃除機を持って出動しました。

梯子を登って巣のそばに、そして吸い込み口を巣に近づけて‥
バァーバァーと吸い込み続けました。
飛んでいるのも吸い込みました。
吸い込み終わって掃除機止めても中で蜂が動いている音はしなかったので、
その日はそのまま。

何日か経って開けてみると、皆んな死んでました。

見上げた時の巣の大きさは、30センチほど、
蜂がいなくなった後の大きさは、10〜15センチぐらいでした。
あとは、蜂が密集してできた大きさだったのですね。

出来てた蜜を皆んなで舐めてみたのですが、色々複雑な味がしました。

なんか蜂も人も一生懸命生きてるなぁと思った出来事です。

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